物置(倉庫)は建築物扱いで確認申請が必要な法的根拠と不要になる事例

建築基準法。

住宅の建て替えしたいんですけど、イ○バの物置が今敷地にあって敷地に残したいんですよね〜

法適合が確認できれば全く問題ありません。基礎とかちゃんと作ってありますよね?

いやいや、そんなわけないですよポンと置いてあるだけです。でも10㎡以内だし全然問題ないでしょ?しかも土地に定着してないからそもそも建築物ですらないから大丈夫でしょ?

問題大有りです。

この勘違い多すぎませんか?もちろん法適合必要ですよ!と、今日は声を大にしてご説明したい。

そんな記事になっています。

10㎡以内の物置でも建築物なので法適合は絶対必要です。

なぜ必要なのか?また、例外で不要なケースも合わせてご紹介します。

 

そもそも物置は土地に定着していないし建築物ではない!を論破する

確認しましょう、建築物の定義について

法第2条一号 建築物 土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱若しくは壁を有するものこれに類する構造のものを含む。)、これに附属する門若しくは塀、観覧のための工作物又は地下若しくは高架の工作物内に設ける事務所、店舗、興行場、倉庫その他これらに類する施設(鉄道及び軌道の線路敷地内の運転保安に関する施設並びに跨線橋、プラットホームの上家、貯蔵槽その他これらに類する施設を除く。)をいい、建築設備を含むものとする。

土地に定着する、となっていますね。なるほど、ポンと置いてある場合については土地に定着していないと判断されているという事ですね。確かに悩ましいところではありますが、

天下の国土交通省が取り扱いを出しています。

コンテナを倉庫として設置し、継続的に使用する例等が見受けられますが、このような随時かつ任意に移動できないコンテナは、その形態及び使用の実態から建築基準法第2条第1号に規定する建築物に該当します。

国土交通省 コンテナを利用した建築物の取り扱いについて より

http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/jutakukentiku_house_tk_000058.html

というわけなのでとりあえず建築物です。

 

10㎡以下だし、法適合させる必要ないでしょ!を論破する

おそらく、確認申請が必要ではな建築物の話とごっちゃになっているだと思いますが、防火地域、準防火地域内の10㎡以下の増築の建築物については確認申請は不要なだけで法適合は必要です。以下の記事を参考してください。

 

結論、物置は法適合必要です。

というわけで、基本的には物置についてはどんなに小さくても基本的には建築物扱いだし、法適合もさせなくてはいけない、というのはわかりましたよね。

物置も基礎の規定を守る事はもちろんですし、基礎と建物の緊結も必須となります。

ただし、例外もあります。

実は例外もあります。要は、建築物に該当させなければいいわけです。そこで、もう一度建築物の定義を確認してみましょう。

法第2条一号 建築物 土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱若しくは壁を有するもの(これに類する構造のものを含む。)、これに附属する門若しくは塀、観覧のための工作物又は地下若しくは高架の工作物内に設ける事務所、店舗、興行場、倉庫その他これらに類する施設(鉄道及び軌道の線路敷地内の運転保安に関する施設並びに跨線橋、プラットホームの上家、貯蔵槽その他これらに類する施設を除く。)をいい、建築設備を含むものとする。

もう、この貯蔵槽その他これらに類する施設を除くに該当させるしかありません。

実がこちらに該当するという取り扱いが出ています。

土地に自立して設置する小規模な倉庫(物置等を含)のうち、奥行きが1m以内のもの又は高さが1.4m以下のものは、建築物に該当しない。

建築確認のための基準総則・集団規定の適用事例2017年度版 より

抜粋になりますが、こちらの図書では上記に該当すれば、貯蔵槽その他これらに類する施設を除くに該当させる事ができるとあります。

この建築確認のための基準総則・集団規定の適用事例なんですが、かなり根拠としては強いです。日本建築行政会議が編集をしているものです。

奥行き1m以内、高さ1.4m以下に抑えることができれば建築物扱いではないので法適合の必要はありません。

条件として少し厳しいのですが、こんな方法もありますのでどうしても、という時は該当させて進めてもいいかもしれません。

ちなみに、この小規模倉庫の定義については各行政庁で独自に取り扱いを一部公開しています。そちらの方が緩かったりするので取り扱いが出ていればそちらを優先して考えていいと思います。

神奈川県 小規模な倉庫の建築基準法上の取り扱いについて

 

まとめ:物置を残す時は例外を除き法適合させるべし

いかがでした?既存の物置を残すのって結構難しいんです。

大体既存で既に建っている倉庫は高さもあり小規模倉庫には該当させる事ができないので法適法をさせるか、撤去させるかありません。

もしどうしてもという事であればダメ元で行政庁に小規模倉庫の定義を確認してみるしかないかと思います。(ほとんどは事例集通りと言われる事が多いですが)

 

その一、物置で基礎がなくても建築物扱いになるので法適合が必要
その二、物置は10㎡以下でも法適合は必要(確認申請は防火地域、準防火地域なら不要)
その三、小規模倉庫に該当させる事ができれば、建築物扱いしなくてもok
タイトルとURLをコピーしました