排煙設備を免除せよ!告示やだたし書きの使い方の基本事項

建築基準法。

排煙設備の免除の話は複雑です。私も、理解するまで苦労しました。

しかし、研究の結果、複雑にしている要因を突き止める事が出来たのでご紹介します!

排煙設備の免除は複雑です。

なぜなら、排煙設備の免除は数や種類が多いからです。

これを聞いて、嫌だな、と思う方もいると思いますが、安心してください。

 

まず、排煙設備の免除を複雑にしている要因は2つしかありません。

この記事ではその要因を整理して、排煙設備の免除の内容を整理してみました。

なので、複雑で、大変な話だ!なんて構える必要はありません。

かる〜い気持ちで、足でも組んで、コーヒーでも飲みながら読んでください(笑)

 

そして、数、種類多いという事は、様々なケースで排煙設備の免除が利用できるという事です。

なので、排煙設備が必要な建築物(居室、非居室排煙設備が必要な建築物)でも、建築物まるまる排煙設備の免除を適用させる事もできます。(と、いうかよくあります。)

 

免除規定を正しく理解して、使いこなしましょう!

排煙設備の免除を複雑にしている2つの要因

排煙設備の免除は“建築物全体”と“建築物の一部”この2つに分かれる

あれ?この話聞いた事あるな?と思う方もいるかもしれせんね。

こちらの記事で、排煙設備の設置基準が必要な範囲は“建築物全体”と“建築物の一部の居室”に分かれているというお話をさせていただきました。

排煙設備の免除も同じで“建築物全体”と“建築物の一部”に分かれています。

 

まぁ、一応2つに分かれてはいるのですが、ほとんどが“建築物の一部”の免除規定です。

まとめてみました。

実は、この中で赤文字になっている告示1436号が最も使いやすいのです。

もう、暗号のように排煙設備の免除の検討ではこの告示1436号が図面の上を駆け巡ります。

その告示1436号が“建築物の一部”にしか使えません。

 

排煙告示1436号の規定についてもまとめました。

※あえて、1号〜3号に触れていないのは、1号〜3号はどちらかと言うと免除というよりは検討方法の緩和なので今回は除いています。

このように、実際に免除の規定が設けられてるものの、実際は“建築物の一部”ばかりなのです。

 

そして、実際に免除を考える時も、ほとんど“建築物の一部”です。

表を確認していただければわかりますが、“建築物の全体”を免除する場合は学校や機械製作工場なので、使えるケースは限定されます。

よって、一般的な建築物の排煙免除をする時は“建築物の一部”ばかりなのです。

排煙告示は“建築物の一部”を免除するとして適用する事がほとんど。

 

“建築物の一部”を免除する場合、他の部分との区画を何ですべきかを抑える事

先ほどの説明で、排煙告示は“建築物の一部”に適用できるものが多い、という事はもうわかりましたよね?

“建築物の一部”に適用できるものについてはさらにもう一つ厄介な問題が付いてきます。

 

それは

“排煙設備の免除をする建築物の一部”

“排煙設備の免除していない部分” または “排煙設備の免除の使う法文が異なる部分”

は何かしらで区画をしなければならないという事です。

 

そして、ややこしくしているのは、この区画方法も免除の種類によって異なるという事です。

まず、である“排煙設備の免除をする建築物の一部”と“排煙設備の免除していない部分(排煙設備を設置している室)”の区画について説明します。

これは、防煙区画必須です。

防煙区画➕下で紹介する屋内の開口部の仕様で区画が必須です。(防煙区画より厳しい要求をしている事があるからです)

そもそも、排煙設備設置部分が500㎡以下で防煙区画が必要だからですからね。当然と言えば当然ですね。

 

◆そして、の“排煙設備の免除をする建築物の一部”と“排煙設備の免除の使う法文が異なる部分”の区画について説明します。

区画方法は本当にバラバラです。

表にまとめてみました。

(ちなみに、法文に定めは無いですが区画方法の規定がない部分は戸と壁で区画すべきです。どこまで免除しているかという区切りが無くなるので)

多すぎてびっくりした方も多いのではないでしょうか?

この、区画方法の複雑さが排煙設備の複雑さの原因なのです。

 

しかし、利用する排煙設備の免除規定を選択し、

その免許規定が“建築物の一部”に適用するものの場合

適切な区画をする

 

このあたりの整理ができていれば、実はそんなに難しくありません。

 

まとめ:複雑に見えるけど難しさのカラクリはこれだけ

この記事を読んでも「難しい!よくわからない!」という方は

具体例で考えていくと、スルリと入ってくると思います。(好評だったら具体例も記事にします)

 

流れとしては

①排煙設備の免除規定で何を使うか選択する

②使う排煙設備の免除規定が“建築物全体”か“建築物の一部”か確認する

③“建築物の一部”の場合、その他の部分との区画を考える

もう、流れとしてはこれだけなんです。

難しい!と思わないでください。あまり複雑に考える必要はありません。

むしろ、難しい!と思っている事こそ、自分で難しさを作っている場合もあります。

 

法文も今回ご紹介したところが排煙設備の免除の全てです。

排煙設備の免除は内容こそ複雑ですが、施行令第126条の2と告示1436号で話が完結しているので比較的読みやすい条文になっているので、一度確認して見てください。

 

流れを理解して、排煙設備の免除を使いこなしましょう!

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