屋外階段が木造がダメなのは建築基準法で定め有。しかし例外もある

建築基準法。

皆さん、なんとなく屋外階段は鉄骨階段じゃなきゃいけないと思って計画していませんか?

屋外階段は木造にしちゃダメ

っ思っている方もいるのではないでしょうか?

 

それは、ある意味、間違っていません。

ある意味ってどういうことよ?なんか意味深なんじゃない?

それは、例外がたくさんあってそうとも言い切れないから

そう、全部の建築物ではなく、例外の建築物もたくさんあります。

なんなら、やろうと思えば木造で作れます。

 

今回は、屋外階段は木造にしてはいけない法的根拠。

どういった建築物で屋外階段を木造にしてはいけないのか。

そして、木造で計画する方法をご紹介します。

 

なぜ、屋外階段は木造にしてはいけないのか?

それは、先程お話したとおり、建築基準法に定めがあるから。

 

建築基準法施行令第121条の2 屋外階段の構造
前2条の規定による直通階段で屋外に設けるものは、木造準耐火構造のうち有効な防腐措置を講じたものを除く。としてはならない。

ありましたよね?

よって、屋外階段は木造にしなきゃいけないのです

 

ただし、すべての建築物ではない

屋外階段は木造にしちゃいけない、という条文を確認していただきました。

しかし、この条文、すべての建築物かかってきません。

それは、法文を読むと、直通階段は”となっているから。

つまり、直通階段が不要な建築物は屋外階段を木造にする事ができます。

 

そもそも直通階段ってなに?

直通階段とは、建築基準法第35条に定められている建築物に必要な階段の事。

建築基準法第35条、つまり避難規定がかかる建築物は直通階段が必要です。

 

よって、以下の建築物は屋外階段は木造にしなければならないですが、それ以外は法文上は木造にしなくてもokという事です。

建築基準法第35条で定められた建築物
・別表第1(い)欄(1)項から(4)項までに掲げる用途に供する特殊建築物
・階数が3以上である建築物
・政令で定める窓その他の開口部を有しない居室を有する建築物(無窓居室)
・延べ面積が1,000m2をこえる建築物

たとえば、木造2階建の一戸建て住宅や、事務所などは屋外階段を木造にしても建築基準法はだめではないのです。

 

それでも、木造にしたいのであれば()書きを使う

法35条に該当してしまう建築物で直通階段が必要だけど、それでも木造にしたい!

という方もいると思います。

それも可能です。

 

もう一度、条文を確認してみましょう。

 

建築基準法施行令第121条の2 屋外階段の構造
前2条の規定による直通階段で屋外に設けるものは、木造準耐火構造のうち有効な防腐措置を講じたものを除く。としてはならない。

そう、この()書きを満たせば、木造でも計画可能です。

要件をまとめると

屋外階段を木造で作る2つの条件
①階段部分を準防火構造にする
②有効な防腐措置を講じたもの

これを満たせば、木造でも屋外階段にする事ができます。

 

しかし、この有効な防腐措置を講じたものが難しい。

そんなに難しい防腐措置が必要なの?

違います、決まっていないから難しいんです

この有効な防腐措置の具体的な内容というのは、どこにも記載が無いのです。

 

決まっていないので、設計者さんの判断になるのが一般的ですが、曖昧なので申請先によっては認めていない事もあるようなのです。

よって、木造で計画をしたい場合が事前に申請先に相談をした方がいいかもしれません。

 

まとめ:屋外階段を木造で作る事は可能ではある

今回の記事のポイントは、2つの観点から屋外階段だからといって必ず木造にする事でも無い、という説明をしました。

 

1つ目は法的に以下の建築物以外はそもそも、屋外階段を木造にしなければならばいという法文がかからない事

・別表第1(い)欄(1)項から(4)項までに掲げる用途に供する特殊建築物
・階数が3以上である建築物
・政令で定める窓その他の開口部を有しない居室を有する建築物(無窓居室)
・延べ面積が1,000m2をこえる建築物

 

2つ目は、屋外階段を木造にしなければならない建築物でも以下の2つ条件を満たせば計画可能な事

①階段部分を準防火構造にする
②有効な防腐措置を講じたもの(申請先に確認必要)

 

この辺りの法文をよく理解すれば、屋外階段を木造にする事も可能かもしれません。

最後までありがとうございました!

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