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逆天空率とは?最大ボリュームを「逆算」して設計の手戻りをゼロに

本記事は、2026年現在、施行中の最新の建築基準法・関係法令に基づいて解説しています。
※当該規定に関して2026年時点で改正がない場合も、現行法令を前提としています。

元・指定確認検査機関員(審査実績5,000件超)、著書2冊(累計2万部)、日経アーキテクチャー「著者に聞く」掲載
実務者目線で建築法規を解説しています
[▶︎筆者プロフィール(経歴・実績)]
逆天空率とは、天空率をクリアできる「最大の建物ボリューム」をソフトで逆算すること。
建築基準法の用語ではないが、実務では「どこまで建物を大きくできるか」を一瞬で導き出す最強の時短ツールを指す。
この記事でわかること
- 「逆天空率」の正体:法律用語との違いと、その実体。
- 「天空率」との決定的な違い:なぜ両方を知っておく必要があるのか。
- 実務での活用シーン:ボリュームチェックで手戻りをゼロにする方法。
- おすすめの導入ソフト:なぜプロが「i-ARM」を選ぶのか、その納得の理由。
そぞろ逆天空率は、とにかく初期のボリューム出しで大活躍します!
その用語や活用方法を、詳しく解説していきます!
『逆天空率』とは?
逆天空率とは、天空率をクリアできる建築物の最大ボリュームを逆算すること
逆天空率という言葉自体は、建築基準法に記載されている用語ではありません。『天空率を逆算する』という行為から、一般的に、逆天空率と呼ばれています。

それで、『天空率』と『逆天空率』って何が違うの?

天空率とは、実際の建築物の計画を入力して、適合or不適合か確認するもの!確認申請などで求められるのはこっちです!
ただ、その敷地に最大どれくらいの建築物が建てられるかわからないまま、闇雲に検討をすることになります。
天空率とは、『適合建築物(斜線制限によってできた建築物)』と『計画建築物(実際の建築物)』を比較して、計画建築物の方が空の面積が大きいことを確認します。詳しくは、下記の記事を参考にしてください。

ただし、天空率のデメリットは、あくまでも適合か不適合かを確認するだけ、ということ。だから、不適合だったら、建築物を削ってやり直し…これを適合するまで繰り返します。天空率に慣れている設計者だったら、『このあたりを削ったら適合するだろう』とあたりをつけてできますが、慣れていないと闇雲に検討を進めることになります。

一方、逆天空率は、天空率の制度を逆手に取って、
その敷地にどれくらいの建築物が建てられるか、逆算できちゃうんです!
天空率に慣れていなくても、その敷地に建てられる最大ボリュームの建築物が簡単に求められる!
逆天空率を使えば、その敷地にどれくらいの建築物が建てられるかわかります。これによって、最初から最大ボリュームを見据えて、計画を進めることができます。なお、最終的には、逆天空率を終えた後に天空率の検討は必須ですので、ご注意ください。
逆天空率は『どんな場面』で活用されるか?
逆天空率は、設計の初期段階での活用がおすすめ。どれくらいのボリュームで建てられるか、ある程度予測しながら計画を進めることができる
天空率の場合、建築物の計画が決まってからじゃないと、正確な算定ができません。だから、できあがった建築物の天空率がNGだった…なんてことがあると、余計な手戻りが発生することになります。
しかし、逆天空率を計画の初期段階に行なっておくことで、どれくらいの建築物が建てられるか、適切な配置計画など、事前にある程度決めることができるんです。

具体的には、計画した建築物の範囲を指定して…


斜線によって、上階部分がセットバックした不整形な建築物だね

はい!でも、逆天空率を使うと…


すごい!整形な建築物がどこまで建てられるのか、簡単に求められるんだね!

そうなんです!天空率の知識がなくても簡単に出せちゃうから、便利ですよね!
逆天空率は『フリーソフト』でできるか?
現状、天空率はできても、逆天空率ができるフリーソフトはない
建築系のソフトは無料でさまざまなものが提供されています。例えば、フリーソフトの代表格であるJw_cadは、天空率を行うことも可能です。

でも、逆天空率ができるフリーソフトは今のところないんです…
行っている処理が高度ですから、こればかりはしかたがないです。

お金かけても、導入する価値はあるの?

私の知人の設計者さんは、逆天空率が使えるソフトを使っていましたが、かなり検討が楽になったと言っていました!
費用の問題はありますが、導入してもいいと思いますよ!
逆天空率をするなら、どのソフトがいいのか
逆天空率をするなら、『i-ARM』がおすすめ

逆天空率ができるソフトっていくつかあるけど、なんで『i-ARM』がいいの?

なぜなら、逆天空率の機能だけでなく、『逆日影』や『容積率』のチェックなど、
建築物のボリュームチェックに必要となる要素が全部詰まっているからです!
逆天空率を活用する方は、『できるだけ大きな建築物を建てたい』と思っているはず。でも、そのためには、天空率の計算だけではなく、日影規制や、容積率・建ぺい率のチェックも必要になってきます。天空率が適合していたとしても、これらの規制がNGでは意味がありません。
類似ソフトでは、道路斜線制限に対応していても、隣地斜線制限・北側斜線制限は対応していないこともあります。一方、『i-ARM』では、道路斜線制限だけでなく、隣地斜線制限・北側斜線制限も逆天空率で計算することができます。ここもソフトを導入するメリットです。
『i-ARM』の魅力は、逆天空率だけでなく、逆日影・容積率など、ボリュームチェックに必要となるすべての機能が備わっていることです。

ちなみに、i-ARMは国産の建築設計向けBIMなんです

BIMなんだ!BIMって海外ソフトのイメージ強いけど…
国産のBIMだとどんなメリットがあるの?

建築基準法って世界的に見ても特殊で複雑なんですよね。
だから、今回みたいに『逆天空率』などの法規の特殊ルールを使うなら、i-ARMのような国産BIMがおすすめです!
もちろん、i-ARMの機能は、天空率・日影規制の関連だけでなく『省エネ計算』や『その他の法規チェック機能(LVSや避難経路)』など多岐にわたります。活用の機会が多いのが嬉しいポイントです。
\逆天空率におすすめ!国産BIM/
『i-ARM』で逆天空率を求めてみる

なんか、正直、操作難しそうだよね…

では、i-ARMを使って逆天空率を求めてみましょう。
i-ARMは『法規を解くためのBIM』なので、BIMを使いこなす自信がない人でも、電卓を叩く感覚で使い始めることができます。実際に、手順に沿って確認していきましょう。
Step1:敷地及び用途地域の入力
まずは、測量図や敷地図を下図として敷地形状と用途地域を入力する

この段階で、基本的には、元の形となる計画建物の形状の入力をします。ただ、計画建物が未定の場合は、壁面後退距離を指定して、ざっくりとその敷地にどれくらいの建築物が建てられるか求めることもできます。
Step2:最大ボリュームの自動生成(逆算)
天空率と日影規制に適合するような建築物の最大ボリュームを、逆算することができる

敷地条件を少し入力するだけで、簡単に建築物の最大ボリュームを算定することができました。例に出している建築物は、複雑に道路に接しているため、複数の領域分けが必要になり、普通に天空率を算定するとかなり大変です。でも、i-ARMの逆天空率を使えば、天空率の知識も不要。簡単に建築物のボリュームを求めることができます。

i-ARMの推せるところは、ボリューム検討に必要な、容積率の計算もしてくれるところ!
オレンジ色の部分は容積率NGになってるようです!
こういうのも、視覚的にわかりやすく教えてくれます!

でも、建物の形状がイメージと違うかも…
作りたいのはもっと、整形で、綺麗な建物がいいんだよね

大丈夫です!形を変えるなどの補正ができるんですよ!
Step3:デザインの微調整と最終判定
適切な建築物の形状を調整して、完成

i-ARMでは、平面的にも立体的にも『どの範囲で計画するか』を指定し、その範囲内で逆天空率の検討を行うことができます。

例えば、敷地いっぱいに低層で計画したり、整形の高層建築物を計画したり。こうした設計者の意図に応じた逆天空率の検討ができることが、i-ARMのメリットです!
i-ARMを導入する方法

i-ARMが便利なのはわかったけど…BIMって高いでしょ?

安心してください!
i-ARMはBIMの中でもかなりのお手頃価格です!
よく設計者さんとお話をしていると、BIMは高額というイメージをお持ちの方が多いです。実際その通りで、高額な
BIMソフトだと、年間の維持費が50万から100万ほどです。
また、BIMは海外産が多いので、これは円安の影響もかなりあります。昨今の円安の影響で、海外製BIMは毎年のように数万〜数十万単位で値上げされているのが現実です。
一方、i-ARMのコストは年間 132,000円(税込)
国産ソフトなので、円安の影響もなし

しかも、30日のお試し期間もあります!
これだったら気軽に使ってみることもできますね!
\逆天空率におすすめ!国産BIM/
【企業担当者に聞いた最新リリース情報】
「検討」から「実現」へ。約4年ぶりの新バージョンとなるi-ARM Ver.5では、より設計意図を汲んだ建築可能空間の算定が可能に。容積不算入の設定や、様々な敷地条件にも対応し、実現性の高い計画をスピーディに導き出します。
現在、i-ARM Ver.5のリリースを記念し、最大2万円分のAmazonギフト券をプレゼントする口コミ投稿キャンペーンを実施中です。
期間内に口コミサイト「ITreview」へご投稿いただくと、通常のプレゼント額の2倍を進呈いたします。

ぜひ使ってみて、口コミを投稿してください!
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まとめ
逆天空率は「攻めのシミュレーション」:天空率をクリアできる最大形状を、ソフトが自動で逆算してくれる機能のこと。
「答え合わせ」の手間を省く:設計が決まってから判定するのではなく、最初から「セーフな範囲」の中で設計できるのが最大の強み。
無料ソフトでは限界がある:高度な逆算アルゴリズムが必要なため、効率を求めるなら有料ソフト(i-ARM等)の導入が近道になる。
最終判定は必ず「天空率」で:逆天空率はあくまで検討ツール。確認申請には、整えた形状での「天空率」の計算結果が必要。




