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Q.建築基準法で、居室の天井高さに制限はありますか?
A.建築基準法施行令第21条より、居室の天井高さは2.1mと定められています。
建築基準法では、居室の天井高さは2.1m以上と最低基準は定められています。
その居室の天井高さは、勾配になっていたりした場合は平均で求めるのが原則。
今回は、計算法などを詳しく確認していきます!
書いている人 |
指定確認検査機関にて、過去に5000件以上の物件の相談や審査業務を行っていた経験を生かし、ブログやSNSで建築法規に関する発信を行っている。 Instagram、X、LINE@などのSNSのフォロワーは延べ4万人以上。 詳しいプロフィールはこちらから 著書:用途と規模で逆引き! 住宅設計のための建築法規/学芸出版社 |
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Contents
まずは建築基準法で確認
建築基準法施行令第21条
居室の天井の高さは、2.1メートル以上でなければならない。
2 前項の天井の高さは、室の床面から測り、一室で天井の高さの異なる部分がある場合においては、その平均の高さによるものとする。
あくまで、居室のみに定めらていてる制限です。よって、非居室だった場合、2.1m以下だったとしても問題ありません。居室と非居室の違いについては当サイトでわかりやすく解説しているので、合わせて確認してみてください。
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平均天井高さの計算方法について
居室の天井高さは、『部屋の奥行きが一定かどうか?』で算定方法が異なります。それぞれの計算方法を確認してみましょう。
部屋の奥行きが一定の場合
平均の天井高さ = 部屋の断面積 / 部屋の床面長さ
部屋の奥行きが一定では無い場合
平均の天井高さ = 部屋の容積 / 部屋の床面積
居室の天井高さを逆に高くしたら、どんな制限があるか?
✔️木造住宅の場合、建築基準法施行令第43条の制限が厳しくおそれがあります。
横架材間の距離が大きくなるので、柱の小径が太くなる可能性があるので注意が必要です。忘れがちなところですが、しっかり押さえておきましょう!
✔️シックハウス検討が厳しくなるおそれがあります。
シックハウスの制限の中の換気回数には天井高さの影響があります。詳しくは、当サイトの記事で解説しているので確認してみてください。
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