木3共は3m通路を上手く利用して計画すると設計の自由度が上がる

建築基準法。

建築基準法に詳しい人ほど、木3共では3m通路を確保する!

なぜなら、それなりのメリットがあるから。

 

さて、上記記事にも出て来ましたが、木造3階建の共同住宅の計画の作戦の中に

“3m通路の確保”をする

というものがありました。

 

3mって建築物の周囲に必要なんでしょ?

狭い敷地じゃ絶対無理!

イヤイヤ!

必ずしも建築物の周囲に確保する必要はありませんよ!

工夫すれば何とか確保できるかもしれません!

そうなんです、この3m通路、実はそんなに計画するのは難しくない!

なぜなら、必ずしも建築物の周囲に通路が必要なわけでは無いから。

 

さらに、3m通路を上手く利用すれば、木造3階建共同住宅でも、

屋内階段、屋内廊下で計画できたり

避難上有効なバルコニーを無しにする事ができたり

かなり設計の自由度が上がって良い事づくめなんです!

 

知っておけば、必ず設計をする上で有利になります。

早速確認してみましょう!

 

そもそも、3m通路を確保するのってどこ?

めちゃくちゃ大事な事を言いますね。

3m通路が必要なのは、居室に窓がある部分のみです。

この居室ってとこ。大事です。

 

実は、条文にもこの内容は記載があります。

 

国土交通省告示第225号第1 二号

ロ  建築物の周囲(開口部(居室に設けられたものに限る)がある外壁に面する部分に限り、道に接するっ部分を除く)に幅員が 3m以上の通路(敷地の接する道まで達 するものに限る。)が設けられていること。ただし、次に掲げる基準に適合しているものについては、この限りでない。

 

ここですね、マーカーしたところ!

 

少し読みにくいですが、要約すると、

“居室に開口部がある前面は3m通路が必要(道路は除く)”

という事です。

 

これだけだとわかりづらいので、具体例を挙げて確認してみましょう!

 

3m通路を確保する具体的な計画

はい、3m通路は何度も言いますが、

“居室に開口部がある前面は3m通路が必要(道路は除く)”

ですよね?

 

ということは、言い換えると、

居室に開口部が無ければ、3m通路は不要という事。

 

簡単な話、3m通路取れていない部分には居室の開口部を設けなきゃいいんです。

 

このように、3m通路取れていない居室の開口部を設ける事ができませんが、

①3m通路取れていない部分に非居室の開口部を設ける事

②道路側に居室の開口部を設ける事

こちらはokなのです。

 

よって、居室の開口部は道路側に持ってくるなどの工夫をすれば、比較的簡単に適合させる事ができます。

以下の計画のようにね。

つまり、この3m通路作戦をやるときは2方向に道路の接道がある場合はかなり適合させやすいですね。

2面に居室の開口部を設けられますからね。

 

3m通路を確保するメリットって?

ところで、3m通路を確保するとどんなメリットがあると思いますか?

冒頭に説明した通り、3m通路を確保すると設計の自由度をあげる事ができます。

 

木造三階建共同住宅の計画では、作戦を立てよ!という説明を別記事でさせていただきました。

木造3階建共同住宅で作る上での基本的な記事についてはこちら

 

記事の内容を要約すると、以下の表から作戦を立てよう!という内容になっています。

組み合わせとしては、①③、②③、①④(②④)この3つです。

 

3m通路を確保するという事は、

 

①③の避難上有効なバルコニー+3m空地の確保

②③の開放廊下、開放階段+3m空地の確保

 

この2つどちらかの作戦でいけますね。

 

つまり、①④(②④)作戦だったら、絶対に避難上有効なバルコニー開放廊下、開放階段がセットで必要ですが、

ここで、3m通路を確保する事で①③と②③作戦を実行する事ができるので、どちらかを無くす事ができます。

 

よって、

バルコニーを無しにできたり、

廊下階段を開放させる必要が無くなるので屋外では無く、屋内に設ける事ができるようになります!

 

上手く利用すれば、自由な設計ができそうですね。

 

まとめ:慣れている設計者は3m通路確保して計画する

いかがでしたか?

この3m通路は、結構勘違いして、建築物の全方向に必要っていう勘違いをしている事が多いのですが、

実際は違うんです!という事をお伝えしたかった記事でした。

 

あくまで、“居室に開口部がある前面は3m通路が必要(道路は除く)”です。

他はいらないんです。

 

敷地条件によってですが、

木造3階建共同住宅の計画に慣れている設計者ほど、3m通路を確保している印象があります。

バルコニーを無しにしたり、屋内階段廊下にできますし、かなりメリットがありますからね。

上手く利用して、木3共の計画をしたいですね。

 

最後までありがとうございました!

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